東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科

専門分野

持続血糖モニター (continuous glucose monitoring:CGM)

当科では本邦で保険承認される前からCGMを導入し、臨床に応用してきました。外来および入院中の患者さんを対象に必要に応じてCGMを装着し、正確な血糖変動の把握につとめて治療の最適化へ生かしています。詳細は担当医へご相談ください。

1型糖尿病

最適なインスリン療法をふくめ全人的な診療を目指しています。その取り組みとして、適応のある方にはCGMやインスリンポンプを駆使することにより最新の治療を実践し、さらには定期的に患者会を開催しております。この活動のために、1971年に発足した糖尿病の患者の会「愛宕会」の中に、小児・思春期発症糖尿病患者さんのための「愛宕ブルーサークル」を組織しております。

糖尿病腎症

チーム診療による透析予防外来を実施するとともに栄養指導外来を設け、腎不全の進展抑制のため初期から積極的な管理システムを導入しています。また、保存期から透析導入に至るまで専門的に管理し、腎臓・高血圧内科および血液浄化部と協力して、良好な状態での計画透析導入を実施しています。

糖尿病神経障害・糖尿病網膜症・糖尿病壊疽

神経内科、眼科、形成外科とそれぞれ有機的に連携して診療しています。

妊娠糖尿病、糖尿病合併妊娠

総合母子健康医療センターのハイリスク外来と連携し、集学的な管理を行います。

甲状腺・副甲状腺・下垂体・副腎疾患

各種負荷試験を含めて専門的に外来管理しています。また甲状腺腫瘤については乳腺・内分泌外科と協力して、吸引細胞診を遂行し、その後の治療の指針にしています。近年激増している原発性アルドステロン症の診断に対し、放射線科と協力して副腎静脈サンプリングを積極的に施行しています。